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松島「雪竹屋」で見つかる"世界でここだけ"の日本みやげ
東北地方にある日本三景「松島」は、観光スポットの多い人気の観光地です。今回紹介するおみやげ店「雪竹屋」は、日本文化が伝わるような、東北地方のおみやげが買える店。手作りの「ここでしか買えないもの」をメインに置いています。店内で作っているせんべいも名物の1つ。本記事では雪竹屋で買うべきおみやげを紹介します。
松の木と海に浮かぶ島々が美しい「松島」
東北地方、仙台駅から電車で約30分の場所に、人気の観光地「松島」があります。人気の理由はその景色。松島湾に点々と浮かぶ島と松の景色がとても綺麗な場所です。厳島神社のある広島県宮島、京都府の天橋立と並び、日本の中でもとくに景色が美しい「日本三景」とも呼ばれています。
ほか、国宝である瑞巌寺(ずいがんじ)、朱塗りが綺麗な福浦橋(ふくうらばし)など観光スポットも多数。おみやげにぴったりのグルメや雑貨もあり、1度来れば何度も訪れたくなる場所です。
今回は、松島でしか買えない、日本の文化に焦点をあてたおみやげ店「雪竹屋(ゆきたけや)」を紹介します。
日本文化を伝えたい。雪竹屋のこだわり
JR松島海岸駅から徒歩約7分。松島湾に面した道路沿いに「雪竹屋」はあります。せんべいを中心に、宮城県や東北地方のおみやげを扱うお店です。
店長の後藤さんからお話を聞くと、「雪竹屋の特徴は、日本文化が伝えられるような商品を販売しているところ。また、1つ1つ手作りされた商品を、店内に置いています」とのこと。商品の選定は後藤さんが行っているそうです。
また、「雪竹屋だからこそ買えるもの」を大切にしていると後藤さんは言います。
日本文化を伝える雪竹屋オリジナルの商品。一体どんな商品に出会えるのか、さっそく見ていきましょう。
焼きたても食べられる!日本のお菓子「せんべい」
雑貨や調味料など色々置いていますが、メインはせんべい。主に米を原材料として作る、日本人にとって身近なお菓子のひとつです。
持ち帰り用の商品はもちろん、店頭では毎日焼きたてを提供しています。
焼きたてを食べてみよう
取材日も手際よくせんべいを焼いていました。5~8分ほど、焦げないようこまめに両面を焼きながら作っています。平べったいせんべいに、気泡のような膨らみがいくつかでき始め、キツネ色に変わっていく様子は見ていても楽しくなりますよ。
焼き終わったら醤油の入った壺にせんべいを浸けます。1度浸けたらすぐに取り出し、余分な醤油を落としていました。浸けたままだと食感が悪くなってしまうのだそうです。
海苔を巻いて、紙に挟んだら完成! 温かいせんべいを口に近づけると、醤油の香ばしい香り。食べるとパリパリ賑やかな音がします。
店内には休憩スペースとほうじ茶が用意してあります。こちらで休憩しながら食べてもよいですね。
袋詰めのせんべいはおみやげに
「旅行から帰ってもせんべいが食べたい!」という方には、店内中央にある袋詰めのせんべいを買ってみてはいかがでしょう。種類によっては試食品もあります。
一番人気は「割り餅しょうゆ」。店頭で作ったせんべいを4つに割り、醤油をつけて作っています。割り餅しょうゆのポイントは、わざと手で割っているところ。割れ目の部分に醤油がよく染み込み、味の強弱がつくそうです。
また、平日の時間帯によっては、実際に作っているところが店頭で見られます! せんべいを割る日、醤油に浸ける日、袋詰めする日と、大体3日かけて作っているそうです。
夏から秋にかけて、「割り餅ざらめ」(写真左上)の人気が高まるそう。割り餅しょうゆに、大粒の砂糖「ざらめ」をつけた甘いせんべいです。醤油味がしっかり効いているので、ほどよい甘さで食べられるのが人気の秘密。また、甘口の醤油たれをしっとりするまで染み込ませ、再度カリカリに焼いた「ぬれかり餅」(写真右上)も人気です。
ほか、お店の正面に見える仏堂「五大堂」の形をしたもの(写真左下)や、パッケージに「ありがとう」と書かれたハートの形をしたせんべい(写真右下)など、おいしさと可愛さを合わせた商品も販売。どれも目を引くので選ぶのに時間がかかってしまいそうです。
世界でここだけ!オリジナルの日本雑貨
雪竹屋でしか買えない雑貨商品には、写真の「世界でここだけ」マークがついています。こちらも一部の商品を紹介します。
おかずを入れるのに便利な「カモメの手塩皿」
手塩皿「松と鳥」(税込972円)は、五大堂と松の木、空を飛ぶカモメが描かれたお皿。
日本では古くから、厄除けや運気向上のため、飲食店や販売店の入り口に塩を置く文化があります。その塩を盛る時にちょうどよい大きさになっているのが手塩皿。ですが用途は塩だけでなく、おつまみや少量の料理を入れるのにも使えますよ。
松島の香りを持ち帰れる「松島香」
「松島香」(税込1,404円)は、特別に作った松の香りのお香(※2)。森林の中にいるような、落ち着いた香りです。ケースの桐箱にも五大堂と松、満月が描かれています。
松島は、月見の名所としても有名。江戸時代に活躍した日本の有名な詩人、松尾芭蕉(まつおばしょう)も俳句(※3)の中で詠んでいるほど、古くから親しまれています。
※2:お香……香りをもつ木を原料にして作られたもの。火をつけると煙が立ち込め、よい香りがする。
※3:俳句……音のリズムが決められた、日本語の短い定型詩。
インテリアにしても可愛い「こけし箸おき」
こけし箸おき(税込907円)は、箸の先を立てかけておくもの。こけし(※1)の顔も手書きなので、1つ1つ微妙に表情が違っています。箸置きとして使うのはもちろん、インテリアにしても可愛いですよ。
※1:こけし……木を彫って作る日本の人形。主に東北地方が産地で、伝統工芸品になっているものもある。
旅行に便利!万能の「手ぬぐい」
店内にはたくさんの手ぬぐいがありますが、下の写真の8種類が雪竹屋オリジナル。それぞれ満月の松島、こけし、東北の名物などが描かれています。かさばらないのでおみやげにもぴったりです。
江戸時代や明治時代では生活必需品とされていた手ぬぐい。手や身体を拭いたり、ペットボトルを包んだり、インテリアとして飾ったりと用途はさまざまです。吸水性と速乾性に優れているので、旅行中に1枚持っていると心強いですよ。
少し休憩したいときは2Fに立ち寄ってみて
「松島『松華堂菓子店』でいただくカステラ。ここにしかないシンプルで懐かしい味」より
2Fには系列店のお菓子屋兼カフェ「松華堂菓子店(しょうかどうかしてん)」もあります。こちらは松島の景色を眺めながら、手作りのお菓子が楽しめる場所。雪竹屋でおみやげを買ったら、松華堂菓子店で絶景を眺め、一息ついてもいいですね。
終わりに
せっかく旅行に来たのだから、その土地オリジナルのもの、日本を感じられるものを買いたい。そんな方には雪竹屋がオススメ。
古くから日本で親しまれてきたお菓子や雑貨が、雪竹屋オリジナルになって店頭に並んでいます。また、どれも作り手の愛情がたっぷり込められていて、1つ1つに手作りのよさを感じます。
ぜひ訪れて、商品の魅力にふれてみてください。
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In cooperation with 雪竹屋
MATCHA編集者兼フリーライター。東京生まれ東京育ち東京在住。これまで渡航した国は30か国以上、住んだ県は4県。日本旅行はもうすぐ全都道府県を制覇!「読んだからこそわかるその土地の魅力」が伝えられることを目指して記事を作っています。森とお寺とラクダが好きです。